捫参記

ДНЕВНИК ЛИШНЕГО ИНТЕЛЛИГЕНТА

«САЛЮТ 7»

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宇宙クラスタ内で少し話題になっていたサリュート7号の映画が,そろそろ公開されるらしい.以下ロスコスモスの記事拙訳.(結構端折ったので正確ではないです)

РОСКОСМОС И СТВ. ПРЕМЬЕРА ДОКУМЕНТАЛЬНОГО ФИЛЬМА «САЛЮТ 7»

В преддверии проката в российских кинотеатрах нового российского художественного фильма «САЛЮТ-7» в Московском Музее космонавтики ВГТРК представила документальный фильм об истории легендарного полёта Владимира ДЖАНИБЕКОВА и Виктора САВИНЫХ к орбитальной космической станции «Салют 7». Фильм, созданный телеканалом «Россия», рассказывает о реальных событиях, которые восстановили благодаря рассказам участников этой уникальной спасательной операции, засекреченной долгое время. Вместе с главными героями полета, признанного самым сложным в истории космонавтики, воспоминаниями в фильме делятся жены, друзья и коллеги прославленного экипажа: Татьяна ГЕВОРКЯН (жена Владимира ДЖАНИБЕКОВА), Лилия САВИНЫХ (жена Виктора САВИНЫХ), космонавты Владимир СОЛОВЬЁВ, Алексей ЛЕОНОВ и Александр АЛЕКСАНДРОВ, главный специалист РКК «Энергия» Виктор БЛАГОВ и другие участники событий 1985 года. На премьере документального фильма также была представлена книга Виктора САВИНЫХ «Салют 7» издательства «Эксмо», где автор раскрыл ряд интересных фактов тех событий. Прокат художественного фильма «САЛЮТ-7» в отечественных кинотеатрах - с 12 октября 2017 года.

ロスコスモスと映画制作会社СТВによるドキュメンタリー映画サリュート7」の初演 

  全ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社(ВГТРК)は,モスクワ・宇宙飛行士博物館で宇宙ステーションサリュート7号」と伝説的なウラジーミル・ジャニベコフとヴィクトル・サヴィヌフの宇宙飛行についての映画「サリュート7」を発表しました.ロシア1によって作成されたこの映画は,ユニークな救助ミッションに関わった人たちの証言によって再現された実際の事件についての物語で,長い間機密扱いでした.この映画では主人公たちの妻・友人そして有名な同僚たちが,宇宙飛行士の歴史において最も困難と認識されている,英雄的な宇宙飛行と共に記憶されるでしょう.それは,ウラジーミル・ジャニベコフの妻タチアナ,ヴィクトル・サヴィヌフの妻リリヤ,宇宙飛行士ウラジーミル・サラビヨフ,アレクセイ・レオーノフ,アレクセイ・アレクサンドロフ,エネルギヤ社の専門家ヴィクトル・ブラーゴフ.そして,その他の1985年の事件関係者たちです.このドキュメンタリー映画の初演ではさらに,出版社Эксмоによるヴィクトル・サヴィヌフの本「サリュート7」も発表されました.ここでは,著者が事件について幾つもの興味深い真実を明らかにしています.サリュート7はロシア国内の映画館で2017年10月12日から公開されます.

 スプートニク1号から60年イヤーだからなのか,今年こういう系統の映画多い気がする.アレクセイ・レオーノフの映画も5月ごろやってた記憶あるし.イルクーツクでも10月12日から11月8日まで公開らしい.とりあえず見に行ってみる.

 とはいえ,大方のストーリーは知っているのがオタクというもの.サリュート7号には多くのミッションとそれにまつわるストーリーもある訳だが,この映画で取り上げられるのは,1985年2月に起きた通信途絶による漂流・システムダウン事件,及び復旧作業について.詳細はここ(ステーション・サリュート)に載ってる.前回見に行ったアレクセイ・レオーノフの映画ではコロリョフが激似すぎてビビったけど,今回はおもしろポイントあるのかな.他にも劇場版パンフレットとか作ってほしいけど,イルクーツクには見当たらないのが悲しいところ.

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漸漸と

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5月,オリホン島から
 更新もせずに放置していたら留学も後半戦,いつのまにか残り4ヶ月を切ってしまった.これまでの流れを簡単にまとめる.

  • 2月

 ロシア語がほとんどできない状態で渡航する.訳わからん.我ながらよくこんな状態で渡航したと後悔するも時すでに遅し.日本人留学生の方々,大学の国際部の方々に助けられながらなんとか乗り切る.一週間ほどして(日本で自分が通っている)大学から先生と学生が来訪.楽しそうだなと思いつつも,これからここで暮らして行くのだという思いを新たにする.割と早めに街探索に飽きる(寒いのもあった).クラスノヤルスクへ旅行に出かける.

  • 3月

 授業が知っている文法事項ばかりでつまらなくなってきた.個人授業の受講を始める.それ以外は毎日淡々と講義→宿題→就寝のルーチンになっていた記憶しかない.まだロシア語はあんまりわからないけど,頑張って色々聞いたり覚えたりする.

  • 4月

 一番辛かったかもしれない.割と頑張っているつもりなのに,ロシア語力上達が実感できず.春になってあったかくなってきているのに,萎縮していたかもしれない.一週間くらい引きこもっていた記憶.ビザをМногократноеに切り替えた.

  • 5月

 なんだか急にロシア語力が上がってきたように感じる.4月の苦しみはなんだったのか.語学クラスも一つ上のクラスに上がり,6月頭までには勉強時間が1000時間に到達していたはず.6月の訪独・一時帰国に向けてテンションも上がり始める.上旬にはバイカル湖のオリホン島へ行き,割れかけている湖氷を眺めながらのんびりする.自分の心象風景はしばらくオリホンの草原になりそうだ.

  • 6月

 ほとんど旅行していた.まず初めにノヴォシビルスクへ行き,女友達の家に泊まってダーチャへ行ったり,沢山の観光地を案内してもらったりした.もっとも,女友達が綺麗すぎて観光地の風景などほとんど目に入って来なかった.そして同期が留学しているドイツへ.ドイツで割とやりたい放題遊びまくる.一時帰国.成田の「おかえりなさい」標識はそれなりに訴えてくるものがあった.

  • 7月,8月

 日本でバイトしかしていない.例年通り.

  • 9月

 イルクーツクに戻る.しばらくロシア語から離れていたため意外と戻すのに時間がかかることに気づく.あと気温差がおかしい.28度から3度の世界はさすがに体に応えた.日本からの送金用カードを日本に忘れるという大失態を犯し(それだけの用事ではなかったが)下旬に取りに戻る.学部は今学期から所属が地質学部鉱石学科(資源学科?)となり,訳わからない専門用語だらけの地質や探鉱の講義を受け始める.語学クラスの方も一応行ける時は行く形で続けている.ロシア語との再格闘が始まるが,いまいちエンジンが再始動しきれておらず,怠惰な生活.

 このような流れで今に至る.振り返ると,意外にも順調に生活できているような気がしている.後期の目標は以下の通り.

  • ТРКИ-1 или -2を受験して合格する.первыйはもうクリアしてるらしいが,正式な試験を受けていないので一応ちゃんと受ける.
  • научныйなテクストをしっかり読みこなせるようになる.具体的には論文とかの類.

 こんな所だろうか.とにかく学術的な文章を読みこなすために,専門用語を把握しないといけない.いつまでたっても講義が訳わからん状態なので,今月はモスクワまで書籍を入手しに出かける予定.

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Лучший день-это сегодняшний день.

生存報告.メランコリックになったりしたが,とりあえず生きてます.

相対化

 最近、自分とは他者との関わりの中でのみ位置付けられると考えることが多い。他者との関わりの中で自分の位置を確認し続けなければ、自己を見失ってしまうと考えたからだ。私は、今まで自らの主体性によって多くの判断をこなして来たと考えていたが、自分をこのように定義すると、主体性とは何物かという疑問が湧いてくる。日本国語大辞典を引くと「行動する際、自分の意志や判断に基づいていて自覚的であること。また、そういう態度や性格をいう。」とある。このように、一挙手一投足が自分の意思によって実現され、あらゆる判断を内在的な意識の内で行うことを「主体性」というわけだ。しかし、自分固有の意思というものは果たして内在的なのだろうか。はじめに述べたように、自己の存在が他者との関わりの中でのみ確認され得るとすれば、内在的な意思など存在しないことになるのではないだろうか。となれば、自分が何者で、どのように生きて来たか、あるいは生きて行くのか、それを決定せしめるのは相互作用によるものと定義できる。すなわち、主体性という性質さえも不特定多数の他者との相互作用によって実現されていて、多かれ少なかれ他者の影響を受けている。主体と客体のあいだにはグラデーションのような漸移帯があるような気がする。
 もはや陳腐になっているが、自分探しという言葉がある。多くの若者が自分探しと称して行う行動は「ひとり旅(バックパッキング)」だ。私は自己の位置付けという意味での「自分探し」をするのであれば、旅はあまり効果的な解決法ではないと感じる。旅を否定するわけでは無いが、旅という行為は移動することが本意になることもある。それに、異国の風にあてられて、違う場所にいる優越感や、ある種の選民意識のようなものが芽生えてしまう例が多いように思う。後者は厄介で、思索が伴わず経験だけが重ねられる結果を招くことになる。
 本来の意味で相対化するためには、異なる土地に住み、異なる言葉を話し、異なるものを食べ、異なる場所と同化しようとする過程が必要ではないだろうか.ここで初めて、同化することができず,自分が「異物」となっていることに気づく。この異物感の起点を見定めることが出来れば、自分を位置付けたことになるのではないだろうか(=自分を見つけた?)。すなわち,異物感、もしくは言い表せない疎外感を感じて初めて、自己の相対化への第一歩を踏み出したことになる、と私は考える.

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Назвался груздем, полезай в кузов.

"Назвался груздем, полезай в кузов."

というロシアのことわざを知っているだろうか.訳すと「キノコと名乗ったからには籠に入れ」,すなわち初志貫徹,一度飛び込んだら徹底的にやれ.最後まで諦めるな,という意味になる.さて,私はロシアに来て10日が経ってどういう感情かといえば,焦りだ.もともと半年間でТРКИ-В1レベルの取得する計画だったのに,初日のテストでミスって(いずれにしろ会話は壊滅的だったが)かなり初級のクラスに配置され,今はТРКИ-A1のテキストをやる始末である.6月の中旬までに取ろうと思っても,圧倒的に時間が足りないし,進度を考えてもかなりやばい気がする.このままではまずいので,何か打開策を考えなければいけないのだが,先生の言うことは聞き取れても,街中でロシア人に話しかけられても分からないし,本当に精神的に辛い日々が続いている.

2月中にТРКИ-A1,3月終わりまでにТРКИ-A2のテストをパスして,早くТРКИ-В1の勉強に遷移したい.まず単語を覚えなければ.

ロシア・シベリア留学一週間まとめ(2日目以降編)

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今日も先生の容赦のないロシア語を浴びて来て疲れたが,2日目以降の動きをまとめる(忘れないうちに)

まず,2日目は朝大学の方にピックアップしてもらい,言語大学の建物へと向かう.(実は後で知ったのだが,元々イルクーツクにはイルクーツク国立大学とイルクーツク国立言語大学があり,2014年ごろに合併したらしい.そのため,国立大の外国語学部の建物は言語大の建物へと移っているとのこと)
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ここでまず簡単なテストを受ける.ペーパー1枚と,A4の用紙にお題に沿って作文する内容.ここで文法事項をしっかり復習していなかったことが後々苦労する羽目になる.その後国際本部(カールマルクス通りの突き当たりにある建物)へ移動し,顔合わせをした.その後学生寮に入寮し,2日目は終了.(学生寮についてもいずれまとめます)
3日目はビザの更新手続きのために銀行で1600ルーブル払ったり,レギストラーツィヤの手続きをしたり,メガフォンのプリペイドにお金を入れたり,やること多め.大学本部と言語大の建物を往復するのは非常に疲れる.本当に.

ロシア・シベリア留学一週間まとめ(初日編)

みなさまお久しぶりです.無事イルクーツクに到着し,留学生活をスタートさせました.初日からどのような動きでここまで来たのか,どのような手続きがあったのかをまとめているブログが少ないので,参考のためにもまとめておこうと思います.(長いので分割して掲載します)

まず,初日は成田13:55発ハバロフスク17:30(現地時間)着のシベリア航空(S7)に搭乗しました.機内食はライス,パン(炭水化物多め),トマト,味付けが濃くて美味しかったです.
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ハバロフスクに着くともう夕暮れの時間,ここで入国審査を通ることになります.入国審査といってもパスポートを見せて,ミグラツィオンナヤ・カルタ(要するに入出国カード)にサインをするだけです.そのあと手荷物を受け取り,機械に通したら外に出られます.ただし,国際線から国内線への乗り換えは一旦外に出る必要があります.そのため最初は混乱するでしょう.
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国際線ターミナル(小さい)を出ると,タクシープールのような広い駐車場があるので,そこの脇を直進します.ここで白タクの怪しいおっさんが声をかけて来ますが無視しましょう.管制塔と思われる建物を迂回すると,立派な国内線ターミナルが見えて来ます.国内線ターミナルの入り口では手荷物検査があるので注意してください.
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無事国内線ターミナルに到着した後,SIMカードの調達を行いました.入るとチェックインカウンターの横に携帯ショップがあるので,ここで調達できます.店員のお兄ちゃんはやる気なさげですが,ちゃんと対応してくれるので大丈夫です.調達が終わったらチェックインカウンターで搭乗券を発行してもらいます.保安検査場は入って右側にあります.バーを通過するときは必ず音がなるので気にしなくて大丈夫です(意味あんのか?).お姉さんが身体検査をして来ます.そのまま搭乗ロビーに繋がっているので,おとなしく待ちましょう.ここまでの注意点としては,ハバロフスク空港の場合喫煙所がターミナル入口にしかないので,愛煙家の皆様は入る前に一服しておくことです.

ハバロフスク21:20発イルクーツク23:05(現地時間)着のオーロラ航空に搭乗すると,新聞が配られます.ここでガゼータを受け取って読んでいるフリをしておくと,日本人だと悟られない?のでオススメです.機内食もちゃんと出ます.こちらは肉がメインで白パン・黒パンのセット.ディナーといった感じで美味しいです.
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さて,イルクーツクに到着するともう深夜.到着ロビーまでの道では「official taxi」と書かれた黄色い札を首から下げた連中がいますがこれもガン無視してください.official(自称)というやつです.送迎を呼ぶのがベストですが,万が一呼んでいない場合はmaximなどのタクシーを呼べるアプリを使用して呼ぶと正規のタクシーに乗ることができトラブル回避ができるのでオススメです.
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さて,一日目は移動で終了です.僕の場合は市内中心部のアンガラホテルに宿泊しました.設備も整っていて,英語も使用できるので快適です.一つアドバイスがあるとすれば,深夜にキーロフ広場でドリフトの練習をしている輩がいるので耳栓があるといいかもしれません.
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明日はイルクーツク大学の国際本部の方とご対面,初日からテストという過密スケジュールですが,それは次編で.